「転職の個別サポート塾」ジョブレスキューⓇ

50代の転職活動の気づき【50代半ば男性】内定のご報告

50代の転職活動は、実際にやったことの無い人には、その大変さを本当の意味で理解することはできないでしょう。でも、その転職活動から「学べること」や「得られること」は、後々、財産と呼べるようなものになるかもしれません。今回も、そんな経験をされた50代半ば男性のお客様から「転職活動の顛末」を教えていただく機会に恵まれたので、ご紹介したいと思います。

 

 

 
こんにちは!
転職PRの専門家・西澤です。

 

 
1年前に『転職の個別サポート塾』の継続サポート5回コースをご利用になられた50代半ば男性のお客様から、先日、内定のご報告がありました。

 

 
5回コースだと、「自己PR」と「職務経歴書」を一緒に作り上げ、「面接で堂々と答えられる台本つくり」までで終わってしまうので、サポート中に内定獲得までとはならない事がほとんどですから、サポート終了後に、お客様からのご連絡をいただくのをお待ちする形になります。

 

 
この50代半ば男性のお客様は、とても有名な企業1社で30年以上勤務され、その中で、とてもユニークな経験を数多くされてこられた方でしたので、

 
「なかなかご報告が来ないなぁ。もう、どこかで働かれているのかなぁ」なんて時折、思っておりました。

 

 
そうしたら、1年あまり経った先月末、下記のような内定のご報告が届いた訳です。

 

西澤様

お久しぶりです。●●です。

本日、先様より内定を頂き、来年1月1日付で入社を決めました。

取り急ぎ、ご報告致しますと共に、お礼申し上げます、昨年はサポートいただき、ありがとうございました。

時間はかかりましたが、自分が納得いく判断ができました。

西澤さんからのアドバイスに深謝でございます。

1,000億円を超える現年商の倍増計画がある、10を超える国内拠点を持つ企業の総務部長のポジションでオファーを頂きました。

サポート中に西澤さんから頂いた言葉『学歴はありませんが、実績があります』『最前線の仕事人』など、面接の中で使わせて頂きました。

今は意外と心静かに、1月以降に備えています。

やはり、お礼の言葉しかありません!

ありがとうございました。

 

 
●●さん、内定おめでとうございます!

 

 
粘り強く頑張った甲斐がありましたね。

 

 
来年は新天地で、目いっぱい頑張ってください。

 

 

50代の転職は思った以上に難しい!?

 

 
このお客様の仕事力は、本当に人並み以上あります。

 

 
それに加えて、とても多岐にわたる業務経験があり、それが理解されれば、活躍できる良いご縁の企業(職場)は、絶対にあると、サポート期間中に感じていました。

 

 
実は、上記のご報告をいただいた後に、お客様と直にお話する機会があり、そこでサポート後の1年間の転職活動の顛末をお聴きすることができました。

 

 
それは、まるでドラマのような展開だったそうです。

 

 
サポート中に私と一緒に作った「職務経歴書」を、お客様もすごく気に入っていて、それで応募したら、当初は、3社、6社と呼ばれたそうです。

 

 
50代の転職は厳しいと知っていたから、まずまずの滑り出しで、内定も得られたそうです。

 

 
でも、転職してまで携わりたい職務内容ではなく、条件も予想外のものだったそうで、辞退されています。

 

 
問題は、その後です。

 

 
そこからパッタリと面接に呼ばれなくなったそうです。

 

 
求人サイトを中心に、作業的に応募をしていたから、数えれば数百社に応募をしていたのだとか。

 

 
これって、50代の方が陥りやすい悪いパターンです。

 

 
そこで、かなり落ち込み、応募するのを停止し、私とのセッションのメモ書きを見直し、転職先でどのように働きたいのか、そこから考え直してみたそうです。

 

 
そして、焦らず、自身のリスキリングも図りながら、本当に働きたいと思える企業・職場の求人に絞って、ゆっくりと転職活動を進められました。

 

 
そのリスキリングが現職の仕事でも良い効果・影響があると実感していた10月末に、ある求人をエージェントから紹介されたそうです。

 

 
そのエージェントの担当者とは、半年以上前に一回面談しただけで、その後は紹介も無く、ほぼ忘れていた感じのところに、「●●さんにぴったりの求人があります。先方も、かなり興味持っていますよ。」と連絡が。

 

 
その話通り、そこからはとんとん拍子で面接が進み、気がついたら総務部長として内定をもらい、来年1月からは働くことになっていたそうです。

 

 
お客様が勢いづいて応募を重ねていた時には出会えなかった理想的な相手(企業・職場)が、お客様が求めるものを明確にして、転職活動以外の自分磨きにも力を注いでいたら、思いがけず急に目の前に現れた訳です。

 

 
ドラマチックでしょう。

 

 
でも、人生こういうパターンって、結構あるんですよ。

 

 

こんな事があるから、種を撒いておくことは大事

 

 
でも、この果実(転職活動の望ましい結果)を手に入れられたのは、苦戦したとは言え、下記のような「やるべきこと」をお客様がちゃんとやっていたからです。

 

 
・応募先企業の採用担当者(今回のケースで言えば、経営陣)が興味を持ってくれる『お客様らしい自己PRと職務経歴書』を作ったこと

 
・そして、興味を持ってくれた相手と面接で話したときに、さらに興味が増すような「話す内容」と「話し方」を用意しておいたこと

 
・自分が望む働き方ができる企業・職場と出会うために、考えられる選択肢に対して幅広く動いたこと

 

 
上記の最後にある『選択肢』については、当初、求人サイトで応募件数を積み重ねた時は、適切だったとは言えないと思いますが、そこからの修正、立て直しが見事だったと思います。

 

 
だからこそ、半年以上前にあったエージェントが、今回の企業の求人に対して、お客様を思い出し推薦してくれた訳ですから。

 

 
こういうケースもあるから、すぐに紹介をもらえなくても、種はたくさん撒いておいた方が良さそうですね。

 

 
ただし、その時にも、エージェントに強い印象を与える『自己PR』と『職務経歴書』が必要です。今回のお客様も、それがあったらからこそ、半年後にピッタリの求人を紹介してもらえたのですから。

 

 
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