エンジニア(技術者)の転職の面接で一番見られているのは、もちろん『スキルレベル』です。では、2番目が『コミュニケーション力』だということは知っていますか?
こんにちは!
転職PRの専門家・西澤です。
今日のテーマは「エンジニアの転職でも大事なのは、コミュニケーション力」です。
今は2022年の秋。テレビでは、転職サイトや転職エージェントのCMを見ない日は無い。それどころか、下手をすれば、1時間に3社、4社のCMを見せつけられるタイミングもあるくらいですよね。
あ、あなたはテレビはほとんど見ない派ですか。でも、WEB広告も同様ですよね。
その中で、IT転職に特化している転職エージェントの1社のCMの中で、エンジニアの転職者に扮した方が、「面接で何を訊かれるのか、怖くて…」や「自己PRで何を話せばよいのか分からなくて…」などと語られています。
それを聞いた転職エージェントとして出演している俳優さんが、「それ、〇〇〇〇で解決しますよ」的なことを伝えています。
まあ、CMで宣伝しているくらいだから、ある程度はやってくれると思います。
でも、多くの転職エージェントは、すべての転職者一人ひとりを親身に面倒を見てくれる訳でないことは、当然お分かりですよね。
慈善事業ではないので、そんなことをしていたら、事業が成り立ちませんから。
話が逸れていきそうなので、本題に戻します。
エンジニアは人材不足なのです。だから、上記のようなCMが出てくる訳です。採用される確率が高いと予想できるなら、多少の手間をかけることは大丈夫。採算が取れるからです。
でも、言いたいのは、そこじゃないのです。
転職市場でエンジニアが見られる最重要ポイントは、応募者が持っているスキルレベル。高いスキルの保有者は引く手あまた。つまり売り手市場ですから、転職エージェントも喉から手が出るくらい欲しい訳です。
また、スキルレベルがそれほどでなくても、とにかく人材が欲しい、というのが多くの求人企業の現状ですし、それがあるから転職エージェントも今は稼ぎ時なのです。だから活発に販促されている訳です。
なので、人が獲れればいいじゃないか、というと、そうでもないのが採用人事の難しいところ。
そこで、今日の本題である『エンジニアでも、コミュニケーション力は大事』について、下記で見ていきましょう。
応募先の面接官は、何をどう見ているのか?
エンジニアだから、コミュニケーション力が低い。なんて勝手なイメージを持っていたら、それは失礼だと思います。
ですが、接客販売職や営業職などと比べれば、人と話すのがあまり得意な方でない人の割合が多めであることも、多くの方は肌感覚で知っていると思います。
あなたは、いかがですか?
なので、エンジニアの採用に関して、応募企業の面接官は、話が上手で、積極的に話そうとしている人を求めている訳ではありません。
では、『コミュニケーション力』って、どんなところを見ているのでしょうか?
実は、エンジニアの方が入社後、すぐ辞めたり、チームに馴染めず仕事に支障きたしたり、周囲に影響を及ぼしたりすることを、まず危惧しているのです。
そのため、思っていることを他者に伝えられるか、を見ています。また、それが自然な感じか、も見ている訳です。
そして、社内、社外の関係者との打合せなどで、相手の言っていることを聴いて理解する力があるか、分からないことなどを訊く習慣があるか、なども知りたいのです。
なので、多くの採用人事担当者が、エンジニアでも『コミュニケーション力』が二番目に重要な観る点だと、アンケートなどで挙げられているのです。
もし、一つの質問に、しっかり用意した回答を覚えて、上手く話せたとしても、それだけでは、採用人事担当者(面接官など)の求めている事をクリアはできません。
面接官は、
どちらかというと面接全体を通して、
・自然な受け答えができているか
・質問のポイントが理解できているか
・回答に一貫性はあるか
・面接官に意識が向いているか
・回答以外の時の話ができるか
などを感じ取って判断しようとしています。
だから、転職エージェントで「面接で自己PRはこういえば良い」とアドバイスをもらって体裁のよい内容を決めたとしても、そして、それを面接官に話せたとしても、それだけでは面接官は、『コミュニケーション力がある人だ』と安心はしてくれません。
むしろ、他の質問への回答とのレベル差や印象のズレを感じて、『コミュニケーション力』に疑問を感じかねない危険性が発生します。
上手く話せることは必須ではありません。それより、自分らしさがにじみ出た話し方で、面接官とちゃんとコミュニケーションを取るつもりで、一つずつに素直に、そして簡潔に回答をしていくことで、面接全体から受ける印象に一貫性を持たせることの方が大事です。
私の運営している『転職の個別サポート塾』はエンジニアに特化している訳ではないですが、エンジニアの方のご利用も2割弱あります。そのお客様たちが、面接官と自然なコミュニケーションを取れるようにサポートして、転職成功をお手伝いしてきました。
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