子供が大学を卒業して働き始めて、少し肩の荷が下りたと思った途端に、子供が「仕事に行くのが嫌だ」「もう辞めたい」「転職したい」と言ってきたら、心配ですよね。どう対応していいのか、戸惑うのも当たり前だと思います。
こんにちは!転職PRの専門家・西澤です。
コロナ禍3年目の今年2022年も4月に入り、各企業に新入社員が入社し、初々しい姿で頑張っていますね。
まだ、研修が始まったばかりの方が多いと思いますが、これが1ヶ月、2ヶ月と経っていくと、「なんか違う、ここじゃないかも」と思い始める新入社員も出てくるでしょう。
また、研修を終えて本配属になると、その職場の雰囲気や人間関係、さらには仕事の教え方や進め方などに違和感などを覚えて、「あの会社の方が良かったかも」「転職した方がいいかなぁ」「もう辞めちゃいたい」などと思い悩む新入社員も出てくると思います。
この記事は以前に書いたものですが、かなり多くの方々に読まれていて、現在は2022年4月ですが、今年の新入社員の中にもこれから、きっと上記のような方が出てこられて、そのお母さまが読まれるケースもあるだろうと思い、再アップしています。
昨年2021年もこの記事を読まれて、私(転職の個別サポート塾)に転職サポートを依頼して頂いたケースは20名弱いらっしゃいました。
また、ご本人ではなく、お母様からのご相談も結構多かったです。
新入社員で、入社1年目でつまづくと本人も苦しいでしょうし、そばで見ているお母さまも心配だし、お辛いですよね。
でも、どうしたら良いか分からない事の方が多いと思います。
だから少しでも参考になる情報が欲しいと思われて、この記事に辿り着かれたのだと思います。
まあ前置きはこのくらいにしておきますので、ぜひ、下記をご覧ください。
お子様の退職・転職について
私の運営している『転職の個別サポート塾』では、新卒で入社された会社を1年目、2年目、3年目で退職・転職される、第二新卒と呼ばれる若い方の転職サポートもしております。
「就職が大変」と言っていた時期と状況が変わってきて「人手不足」に、特に新卒は「引く手あまた」の状況になりましたが、それでも、入社後に辞められる方は、少なからず結構な割合で発生しています。
その多くの方が、「職場の人間関係」「労働条件」「職務内容」が理由で、退職・転職されています。
ご相談にのってサポートを行っていくと、約1割の方が、退職・転職を踏みとどまり、あらためて現職で頑張ってみることにチャレンジされました。
残りの約9割の方は、「退職した理由」や「転職したい理由」を明確にして、また、これからの進む方向性も明確にして、それに合わせた自己PRと職務経歴書を私と一緒に作り、転職を成功させています。
もし、サポートを受けずに、「漠然とした理由」や「恨み」や「他責」を持ったまま、そして「自信を無くしたまま」では、なかなか転職を成功させる事は難しかったでしょう。
また仮に、転職できたとしても、再び退職・転職するリスクが高くなり、いわゆる「ジョブホッパー」「転職ジプシー」と言う不幸な状態になるリスクが高くなります。
親としては、子供がそんな状態になって欲しくありませんよね。
でも、子供は、「親に心配かけたくない」と言う気持ちや、「言っても分かってもらえない」と言う気持ちがあるので、親にはあまり相談しないようです。
また、親としても相談された時、単に「もう少し頑張れ!」だとか、安易に「じゃあ辞めちゃえば」みたいな回答をしていると、子供の置かれている状況が悪化したり、ジョブホッパー・転職ジプシーになるリスクが高まったり、成長につながるチャンスを逃してしまうかもしれません。
入社1年目~3年目で退職・転職したいと、子供が言ったときの親の対応の注意点
もし、お子様が「もう職場が嫌だから退職したいなぁ」と言ってきたら、どう対応しますか?
たぶん、しっかり対応する自信がある方なら、この記事は読んでいないでしょう。
という事は、コレを読まれているあなたは、もしかしたら、お子様がそんな状況なのかもしれませんね。
どう対応されましたか?
また、どう対応しますか?
もし、その対応に自信が無ければ、下記を参考にしてみてください。
新卒1年目~3年目の退職・転職について、注意すべきコト
やっと入った企業を早くも退職したいなんて子供が言ったら、親としたら平静ではいられないですよね。当たり前だと思います。
その時、親としての対応で注意したいのが、次の2点です。
1)決めつけない
2)丸飲みでOKしない
上記の2つが、どういう事なのか、下記で見ていきましょう。
辞めないで3年間は頑張りなさい、はNGです
「辞めたい」「転職したい」って聞いたら、ついつい「辞めないで、最低1年は、いや3年間は頑張りなさい」って、言いたくなりませんか?
退職や転職を考えることは、決してダメな事ではありません。むしろ、自分のキャリアを考え直す良い機会になります。自分自身と真剣に向き合って考え・行動したら、もしかしたら大きく成長できるチャンスかもしれません。
それなのに、「3年間は辞めるな」と親が命令してしまって良いのでしょうか?
3年の根拠は何でしょうか? 石の上にも三年 ですか?
大切なのは、根拠の無い3年間ではなく、退職の理由を明確にして、今後のキャリア計画をしっかり立てることだと思います。
自分と真剣に向き合って考える作業は、逃げている気持ちではなかなか出来ないものです。
退職の理由も突き詰めていけば、本当の理由は別にあるのかもしれません。また、その理由は、安易な転職では改善出来ないかもしれません。
そういうことを本人が認識した上で、決意した退職や転職なら、マイナスだけではなく、マイナスを補ってお釣りがくるプラスが生まれるかもしれません。
また、退職したい本当の理由が精神的に追い詰められる状況のケースなら、すぐに改善する対策を立てないとイケナイ場合もあると思います。
そういうことを理解せず、親が闇雲に「3年は頑張れ」と決めつけるのは如何なものかと思います。
丸飲みOKは、なぜ注意なのでしょうか
また、「辞めたい」「転職したい」って子供が言ってきた時に、丸飲みしてしまうのも考えものです。
特に、なんとなく職場が嫌だから、もっと自分に合った仕事がありそうだから、という安易な感じの退職や転職の理由の場合、親が「嫌ならしょうがないわね。辞めちゃいなさい」的に肯定しまうのは危険です。
子供の言うことを否定せず話を聞き、共感するのは大事なことですが、丸飲みでOKを出すことは危険なのです。
なぜなら、今後、何か障害にぶつかった度に「お母(父)さんがいいって言ったから」という他責の温床を作ることになるからです。
子供の人生は子供のモノとして、子供本人に責任を持たせなくてはいけません。
障害を乗り越えてれば成長につながると思いますが、その反対の障害から逃げることを他者(親)の許可で選択したら、その後のキャリアをうまく作れない人になってしまうかもしれません。
親の対応として、大事なのは…
子供が会社を辞めたいと言ったとき、親としては、下記の項目の認識を持っていることが大事だと思います。
1 子供の意志を尊重する
2 話は聞いて、共感する
3 行動を決定づける決めつけをしない
4 結論を出すためでなく、子供が深く考えるように質問をする
5 何があっても帰れる場所があることを示す
ぜひ、上記の認識を持って、対応してあげてください。
「会社を辞めたい」「転職したい」は、実は子供が社会に出て、これからさらに成長していくのに、良い機会(転機)なのです。それに対しての向き合い方で、その後の成長度合いが大きく変わります。
ですので、転機が訪れたことをネガティブに考えず、反対に「ラッキー」と考え、親子で向き合っていけると良いですね。
とは言え、上記の4番は少々難しいかもしれません。また、親子特有のコミュニケーションの難しさもあります。もし、そんな状況の時は、第三者である私のような専門家を頼ってください。ご相談に乗ります。また、当事者であるお子様ご本人を相談させたい場合のどちらでも、無料相談で承りますので、まずは下記をクリックして詳細をご覧になってください。
お子様の「退職」「転職」について心配されているお母様は多いです
私の運営する『転職の個別サポート塾』でも、退職・転職されるご本人(お子様)ではなく、お母様がメールでご相談になる事も多く、場合によっては、ご来社されての相談や、スカイプ・電話でのご相談をされることもあります。
過去にご相談になられたお客様(お母様)の感想の一部を掲載すると、
今日はありがとうございました。息子の転職についてどこの誰に相談したものか・・・とずっと悶々としておりました。
思い切って伺ってよかったです。
自分の役割がクリアになりました。
熱心に話を聞いていただいたので調子に乗って、なんかよろず相談みたいになってしまいました。
帰宅して、いただいたセッションメモを見ながら、またあらためて心の整理することができました。
セッションメモいただいできてよかったです。主人と話をする時にちゃんと説明できました(笑)
今後、私やまたは息子本人がお世話になることがあるかもしれません。今後ともよろしくお願い致します。
本当にありがとうございました。
昨日、今日と、どうもありがとうございました。
ちょっと立ち止まって考える気になったようですので、それだけでも成果がありました。
今後ともよろしくお願いいたします。
西澤さま
こんばんは。●●です。
御返事をいただきまして、ありがとうございます。
お話を聞いていただいただけでも気持ちが軽くなりましたし、文章に起こすことで客観的に見ることが出来ました。
お忙しいなか、丁寧な御返事をいただき、感激いたしました。
ほんとうにありがとうございます。
そうですね。
息子を信じ、今は黙って見守っていこうと思います。
いよいよ、子離れの時期なのでしょうね…。
これを機会に、彼を大人として接していけたらと思います。
話を聞いていただいて、ありがとうございました。
とりいそぎ、御礼まで。
ご連絡をありがとうございます
1人で暮らしているため
朝ギリギリまで寝ており
食事は簡単にパンをたべたり
帰宅もおそいため
惣菜を買ってたべたりの
生活をしているようです。
食生活と睡眠のサポートは
離れていると難しいことが多いのですが
月に1.2回は
わたしの方から訪ねていき
生活のサポートをしようと思います。
どうしても
仕事のことがきになり
色々と仕事のことを聞いてしまいますが、
西澤さまのアドバイスを受け、
やってはいけないことだと
よくわかりました。
ありがとうございました。
娘を見守りながら
必要な支援をしていこうと思います。
この度は適切なアドバイスを
ありがとうございました。
それぞれ詳しいご相談内容はお書きできませんが、ご相談前に抱えていた心配ゴトや不安など、少しは解消できたようです。
色々な親子の関係がありますが、普段のコミュニケーションとは違って、退職・転職のような大きい問題を前にすると、あまり上手くコミュニケーションできないケースが多いようです。
あなたとお子様の状況は、如何ですか?
もし、あなた(お母様)が、お子様についてご相談になりたい場合は、下記をクリックしてご覧ください。お気軽にご相談ください。きっと、お役に立てると思います。
また、お子様ご本人を、私と直接話させたい場合でも、上記からお申込みください。きっと、お子様も、あなたも「もっと早く利用すれば良かった」と思いますよ。