「セカンドキャリア」という言葉を読んで、どんな想像をされましたか? きっと、何かのプロスポーツ選手が引退して、未経験の職種を次の仕事にする(例えば、プロ野球の2軍選手が30歳手前で引退して、どこかの企業の営業に就く)みたいなイメージをされる人が多いのではと思います。あなたは、どんなイメージを持ちましたか?
こんにちは!
転職PRの専門家・西澤です。
今日のテーマは、「セカンドキャリアの転職活動の質を上げるヒント」です。
この道のプロになろう、と没頭できることに出会えた人は、とても幸せだと思います。
しかしながら、出会ってしまったために、その後の苦しみが始まった人が居るコトも事実。
例えば、芸人を目指す若者。
中央線の高円寺あたりの安アパートに住んで、アルバイトで生活費を稼ぎながら、明日の成功を夢見て、頑張っているなんて話はよく聞きますね。
ですが、進みたい道に出会えた人は、その苦しい道のりも含めて、出会えたからこそ得られる沢山のことがあると思うので、その苦労(努力)したプロセスも財産となるはずです。
私が運営する『転職の個別サポート塾』でも、これまで何名もの、会社に雇われる職業ではない「プロ」の道を進まれた人たちのセカンドキャリアに挑戦した後をサポートしてきました。
例えば、最近では、「元プロボクサー」「元インディーズで活動してメジャーデビュー目前までいったミュージシャン」「元地方リーグのプロ野球選手」や「元舞台俳優」など色々なお客様がいらっしゃいます。
そのお客様たちは、やりたいことに挑戦して、目いっぱい頑張って、現状と将来を見ていったときに、「ここまで頑張ったけれど、そろそろ違う道に進もうか」と悩まれ、そして決断をされた訳です。
そして、「経理」「人事」「営業」「SE」などの未経験の職種に、新卒で入った人たちより遅れて飛び込まれています。
とても不安だったと思うし、勇気がいったことでしょう。
でも、プロとして上を目指し努力されていた時の精神力で、未経験の新しい仕事に取り組まれています。
で、そのセカンドキャリアの転職活動で大事なこと(勘違いしないで欲しいこと)があります。
それは、これまで努力してプロの道を進んできたプロセスの中に、未経験ではあっても、これから携わる仕事に役立てる「コト・モノ」(強み)が在るということです。
それが、どういうことなのか、例を挙げて、少しみていきましょう。
例えば、元舞台俳優のお客様のケース
『転職の個別サポート塾』の無料相談を利用した後に頂いたご感想があるので、まずはそちらをご覧ください。
西澤様
お世話になっております。●●です。
昨日は、無料相談の機会を頂きありがとうございました。
相談を通じて、これまでの人生を自分自身が否定していること、それにより、他者にないユニークな経歴をアピールポイントとしてブランディングできていないこと、それどころかそのユニークさを恥ずべき過去と捉え、自分自身を苦しめているのだという風に感じました。
今の私は、夢を諦めたことに対するコンプレックスの意識から、これまでの人生を否定し、自らの短慮さから短期離職を招いた事で、完全に自信を失くしており、それが思考、言葉、行動に表れているのだろうと思いました。
(以降、略)
上記をお読みになられて、あなたは、どう感じましたか?
無料相談でお客様のお話しをお聴きしたところ、学生時代から舞台に関わり、大学卒業時に企業への就職を選択せずに、舞台俳優としてできるところまでやってみようと数年間、アルバイトをしながら頑張られた方で、現在までに至る「プロセス」を通じて手にしたコトは、とてもユニークで他者には無いものです。
それを相手(応募先企業の採用担当者)に伝わるよう一貫性のあるストーリー仕立てで表現できれば、お客様に対して、興味・関心を持ってもらえるようになると感じ、それらを分かり易く説明したところ、上記のご感想を頂けた訳です。
実は、このお客様は、舞台役者から会計の仕事にキャリアチェンジされて、もっと成長を求めて上場企業への転職までを既に実現されています。
ですが、その転職先の職場環境が合わず、転職失敗⇒短期離職となってしまい、前述のご感想にもあった通り、自信を喪失された状態で、『転職の個別サポート塾』を頼られた訳です。
そこで、私のアドバイス(説明)をお聞きになられ、その「転職失敗⇒短期離職」を心配する必要も無いし、周りから遅れをとってしまった原因の「舞台俳優」の経験も、表現次第では自分の武器になることが分かり、前述のご感想の内容につながりました。
私(第三者)から見ると、とてもユニークだし、夢を諦めた後の行動にも「戦略性」や「行動力」もあり、企業が欲しがる要素をしっかり持っているのに、本人がそれを「武器」だと認識していないのは、とてもモッタイナイ状態だと思います。
上記のことでも分かるように、「夢を諦めた人」というようなレッテルを、自分自身に貼ってしまってコンプレックスを持っているのは、転職活動では、”百害あって一利なし” です。
他者と競い合う環境では、ユニークであることは「とても強い武器」になることを、ぜひ覚えておいて欲しいと思います。
とは言え、その武器を「探す作業」も「表現する工夫」も簡単ではありませんから、もし、あなたがセカンドキャリアとしての道を進もうとして、自分だけではその「作業や工夫」が難しいなぁと思われるのなら、『転職の個別サポート塾』の無料相談をご利用ください。きっと、あなたも「もっと早く利用すれば良かった」と思いますよ。