30代前半で既に10社経験し、幾つもの仕事をしてきたため、一貫性の無いキャリアになってしまったお客様がお二人が、奇しくも同じタイミングで『転職の個別サポート塾』の無料相談を受けられました。そのお二人のケースから、「転職回数の多さ」や「一貫性の無さ」などに悩まれている方へのお伝えしたいアドバイスを書いてみました。
こんにちは!
転職PRの専門家・西澤です。
今日のテーマは、「「転職回数の多さ」や「一貫性の無さ」への心配への考え方」についてです。
30代前半で既に10社経験し、幾つもの仕事をしてきたため、一貫性の無いキャリアになってしまったお客様がお二人、奇しくも同じタイミングで無料相談を受けられました。
無料相談でお話をお伺いして、お二人に共通しているのは、その一貫性の無いキャリアになってしまったことをコンプレックス(ハンディ)に感じて、少々卑屈になってしまっている感じがすること。
「これでは、もう希望の転職はできないかもしれないなぁ…」という諦めの心境も透けてみえること。
でも、実はそんなことはありません。可能性は十分にあります。
なのに、そんな卑屈な気持ちで半ば諦めていては、次の職場でも、お客様に適した職場や仕事に出会うことは難しいでしょう。
大きなハンディを背負っても、自分に適した仕事で転職することは可能です。
ただし、そのためには自分が望んでいることを明確にする必要があります。
それをしないで、漠然と心の中で「もう無理かなぁ」と諦めてしまっている人が少なくありません。
そして、その不安や心配に蓋をして、前向きに頑張らなきゃと装っている人が多いように感じます。
前述のお客様お二人も装って、藻掻きながら悩まれているようでした。
やりたいことを明確に言語化してみて
30代前半で10社を経験したということは、1社あたり1年前後の勤務経験の計算になりますね。
その短期間の勤務の積み重ねでも、ある程度の期間、同じ業界や職種で経験していれば、その業界や職種での転職ならば経験者として見なされますから、転職は可能でしょう。(まあ、短期離職の心配をカバーできる自己PRなどが必要ですが…)
でも、前述のお客様のように、複数の会社を併せても、同じ業界・職種での長い勤務経験が無い場合、お客様が「もう、望む会社・仕事では、どこにも採用されないかもしれない…」と心配されるのも無理はありません。
事実、1~2年の経験では「その道のプロ」とは見なされないですし、業界や職種をコロコロ変えながらのキャリアの応募者には、多くの会社の採用担当者や面接官は、採用にリスクを感じるからです。
お二人のお客様だって、好き好んで「そんなキャリア」になった訳ではありません。
でも、転職を繰り返す中で「何かを勘違い」していたから、もしくは「何かをやらなかった」から、そうなってしまう要因を作っていたのだと思います。
それが、何なのか分かりますか?
例えば、
なんとなく作った自己PRを載せた職務経歴書を作ったら、求人情報を漁って、何か良さそうなのがあったら、とりあえず応募してみる。
という感じの転職活動をしてしまった。
「それじゃ、ダメなの?」や「それの何が悪いの?」と思われたのなら、あなたも要注意ですよ。
なぜ上記ではマズイのかというと、「今回の転職では、〇〇職として、△△△のような環境で、◇◇◇に携わり働きたい」というような自分が望むコトを明確にせず、求人情報に触れて「何かいいの無いかなぁ~」的に探し始めているからです。
上記のような「望むコト」をまず明確にしてから、それに適した求人を探していくのが、本来の順番だと思います。
なぜなら、その順番でないと、応募先に適した「自己PR」や「職務経歴書」を作ることは難しいからです。
つまり、「望むコト」を明確にせずに求人票を漁ってしまう順番だと、
1)応募先に適していない「自己PR」で応募することになる
2)色々な求人の内容を見ながら、たまたま目に入った内容(事項)に関心を持ち、そこを起点に思考し応募していくことになる
上記のようなことが起きるのだと思います。
だから、一貫性が無いキャリアになってしまったのでしょうし、入社(転職)後も長く続かず、短期間勤務が度重なったのでしょう。
ここまでお読みいただいたのなら、もうお分かりだと思いますが、「転職回数が多く」「一貫性の無いキャリア」を心配されているのなら、次の転職では、真っ先に「望む(やりたい、実現したい)コト」を明確にしてから、自己PRを作り、求人を探す、という順番で活動してみてください。
上記の順番で行う際、一番難しいのが、「自己PR」作りだと思います。
一貫性の無いキャリアだと、どういう感じに自己PRを作れば良いのか、多くの方が悩まれますので。
その自己PRを作る際のヒントは、「やりたい仕事に活かせる共通事項を探せ!」です。それが見つかれば、その後は、採用担当者や面接官が興味を持つ表現にしていく工夫をすればOKです。
とは言え、その「探す作業」も「表現にする工夫」も簡単ではありませんから、もし、自分だけでは難しいなぁと思われるのなら、『転職の個別サポート塾』の無料相談をご利用ください。きっと、あなたも「もっと早く利用すれば良かった」と思いますよ。