「転職の個別サポート塾」ジョブレスキューⓇ

悩ましい内定への考え方【50代前半女性】

今年の前半に離職してから『転職の個別サポート塾』の継続サポート7回コースをご利用になられ、転職活動を頑張られていた50代前半女性のお客様。離職して2ヶ月以内に内定をもらえました。ですが、そこに入社して良いのか悩まれて、追加セッションで一緒に検討を行いました。
 

 

 
こんにちは。
転職PRの専門家・西澤です。

 

 
『転職の個別サポート塾』の継続サポート7回コースをご利用になられた50代前半女性のお客様から、「内定をもらったけれど、内定に承諾して良いのかすごく迷っているので、ご相談したい」とご依頼を頂いたので、先日その相談セッションを行いました。

 

 
この50代前半女性のお客様は、少々特殊な事業をなさっている1社目で「総務」と「研究開発」のまったく違う職種を約20年経験されて、その後複数の企業では労務を中心にがんばってこられた方です。

 

 
ですが、1年前に転職した現職は、経営は思わしくない上にパワハラ気質の上司のため、長くは勤められそうにないということで、転職活動を始めようとしたものの、やはり「年齢の高さ」や「転職回数の多さ」、そして「直近の3社が短期離職の部類に入っている」などのネガティブ要素を考えると、もう転職は難しいのではないか、と不安がこみあげてくるので、『転職の個別サポート塾』のサポートをご利用になられました。

 

 
そのような状況ですから、お客様のメンタルもかなり弱っている状態から、サポートを始めました。

 

 
私と一緒に、自己PRや職務経歴書、そして面接の台本が出来るにつれて、段々と元気にはなってきましたが、面接の結果に関しては、当然ナーバスになられていました。

 

 
それでも、私のサポートと声援の後押しで、応募を重ね、何社か面接を受けたところ、内定をゲットされた訳です。

 

 
ですが、その内定は、素直に即「入社します!」と承諾できないから悩ましい、とお客様は追加サポート(つまり8回目)に申し込まれ、入社(承諾)するか、辞退するか、を一緒に検討しました。

 

 

あなたは、遠慮してお願いをしていないのではないですか?

 

 
お客様からお話しをお聴きすると、その会社は、ユニークな視点で事業を推進され、手堅く業績を伸ばされている悪くない会社です。

 

 
加えて、お客様に期待されている面も見えて、お客様にとって悪くない条件のように感じます。

 

 
ですが、幾つかの疑問点があり、それらをしっかり確認することなく、承諾/辞退の回答の期限が迫っているとのことで、「どうしたら良いでしょうか?」「辞退した方が良いですか?」とお客様から相談された訳です。

 

 
そこで私からお客様へアドバイスしたことは、

1)内定をもらったら、すぐ内定面談をセッティングしてもらうよう頼むべきだったこと

2)抱えていた疑問については、上司になる人に、内定面談で訊けば良かったこと

3)また、お客様が抱えている疑問は、ネガティブな印象に縛られた偏った疑問であって、私から見ると、十分対応可能な内容に感じられること

4)そして、お客様は辞退する方向で考えていて、その後押しして(背中を押して)欲しいように感じること

 
などをお伝えしたところ、

「それなら、承諾しないで、辞退した方が良いと言われると思い込んでいました。まさか、そんな見方があるとは…」

と驚かれて、明日に迫った承諾期限でしたが、ダメ元で内定面談を依頼したら、受けていただけたそうです。

 

 
その内定面談で、上司になる人と1時間、ざっくばらんに疑問点について話し合い、あやふや状態ではなく、しっかり検討できることになりました。

 

 
このお客様のように、内定をもらった際、内定面談をお願いしない人が結構いらっしゃいます。

 

 
そして、不安や疑問があっても、ちゃんと質問しないまま、「えいやっ」って入社してしまう人も少なくありません。

 

 
それは、転職失敗の危険性を高める思考・行為なので、ぜひ止めてください。

 

 
遠慮せず内定面談を、お願いしてください。

 

 
遠慮せず、疑問点は質問してください。

 

 
自分の転職に責任を持てるのは、自分だけですから。後悔先に立たず、ですよ。

 

 

後日談:最終的に承諾されたそうです。

 

 
上記の内定面談を経ても、お客様の中でくすぶっていた疑問・懸念点などに対してメールで回答(アドバイス)したところ、下記のようなご報告を頂きました。
 

西澤先生

お世話になっております。●●です。

先日は内定面談の内容に対してのご意見とアドバイスをありがとうございました。

それも参考にさせていただき、十分に検討した結果、〇〇〇社に入社することに決めました。

入社決断の理由としまして、
・****************
・****************
・****************
などです。

完全に不安感が拭えたわけではないのですが、考えてみると良いところもあるので、〇〇〇社で頑張ってみようという結論になりました。

これもすべて西澤先生のおかげです。

1人で対応していたら、きっとネガティブな気持ちのまま辞退していたと思います。

西澤先生との直近のセッションでお話し、面談のご感想をいただき〇〇〇社に感じていた印象が大分変りました。

ありがとうございました。

これからも、よろしくお願いいたします。

 

 
不安ばかりが先だって、冷静に「相手の良いところ」や「自分にとって利益になる点があること」などを見なくなってしまうと、短絡的に内定を辞退してしまうことになりかねません。

 

 
もちろん、リスクが明確だったり、入りたくないという気持ちが明確なケースならば、悩まず辞退すれば良いと思います。

 

 
そうではなく、悩むケースならば、その疑問・懸念の一つひとつを内定面談で、自分の上司になる方や一緒に働くことになる同僚の方に、素直にぶつけてください。

 

 
その回答の内容をよく吟味して、メリットとリスクを天秤にかけて、入社するかどうかを慎重に検討しましょう。

 

 
その上での辞退ならば、問題ありません。

 

 
このお客様は、辞退ではなく、承諾して入社を決断されたので、この後も「入社前」と「入社直後」のサポートも行う予定です。

 

 
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